はじめに:在宅避難とは?何が必要?
地震や台風などの大規模災害が起きたとき、避難所に行かず 自宅で過ごす在宅避難(自宅避難) を選ぶ人が増えています。
自宅が安全であれば避難所の混雑や感染症リスクを避けられる一方で、在宅避難をするには 水・食料・電気・トイレなどの生活環境を自分で整える必要 があります。
そのため「在宅避難に必要なもの」「自宅避難に備えておくべきグッズ」を事前に準備しておくことがとても大切です。
特に、非常食や水といった定番だけでなく、日常生活でも使える 意外な日用品 があると、避難生活の快適さや安心感が大きく変わります。
この記事では、私が実際に自宅避難用として備えている「ちょっと意外だけど役立つ在宅避難グッズ」を紹介します。
1. フィーチャーフォン(ガラケー端末)
スマホは便利ですが、災害時はバッテリー消費が激しく、電波混雑でつながらないことも。
そこで意外と頼りになるのが、古いガラケー端末や、フィーチャーフォン。
- 待受時間が非常に長い
- 通話・SMSの通信がスマホより安定しやすい場合も
- SIMカードを差し替えて予備端末に使える

2. 備蓄になる意外な食品(常温保存・加熱無しも)
自宅避難では「調理の手間を減らし、栄養を補う食品」が重要です。実際台風の時に何度か食べていますが、缶詰に比べて出るゴミが少ない、調理(加熱時間)が短い、洗い物が楽、常温保存できることも、良いポイント。
意外性があるためか、レトルト食品が売り切れている時も、比較的スーパーに残っている印象です。
- クスクス・オートミール:水や少量のお湯で戻せる。お米より調理が簡単。
- 豆乳(紙パック):常温保存ができ、タンパク質補給にも。
- コーンフレーク:水や豆乳をかけてすぐ食べられる。子どもも食べやすい。ドライフルーツ入りなら栄養バランスも◎
- 羊羹:高カロリーで長期保存可能。非常時のおやつや栄養補給に。
- トマトジュース:水分・塩分・ビタミンを一度に補給できる。
3. 電気ひざ掛け+軽量寝袋
冬場の自宅避難で最大の課題は「寒さ対策」。
USB型の電気ひざ掛けは、ポータブル電源や車からの給電でも使えるため、省エネで効率的に温まれます。
- 毛布よりコンパクトで収納しやすい
- 少ない電力で長時間使える
- 停電時にもポータブル電源と組み合わせて活用可能
- 寝袋を組み合わせると本当にあったかい(私は冬場、仕事中に日常使いしています)


4. ショーツ型生理用品
災害時はトイレ環境が不安定になりがち。
特に自宅避難でも断水や停電でトイレが使えなくなると大きなストレスです。
ショーツ型生理用品は吸収力が高く、長時間交換できない状況でも安心。下着とナプキンが一体化しており洗濯が難しい避難生活でも清潔を保ちやすいところも良い。
避難所での着替えや交換も人目を気にせず行え、緊急時には高齢者や子どもの簡易オムツ代わりにもなるため、衛生・安心・プライバシーを守る防災グッズとして非常に有効です。
個人的に、男性にも備蓄をお勧めしたい。
- 生理中だけでなく、排泄に不安のある高齢者や子どもにも使える
- 避難所に行かず自宅で過ごす際の「衛生面の安心感」につながる
- 止血用綿、携帯トイレの代わりにも多少使える。
- LLサイズなら男性も使える

まとめ
自宅避難の準備は、定番の防災グッズに加えて「日常で使える意外な日用品」を備えておくのがポイントです。
- 通信手段の確保 → フィーチャーフォン
- 食事のバリエーション → 保存食品(クスクス・豆乳・羊羹など)
- 寒さ対策 → 電気ひざ掛け
- 衛生・安心 → ショーツ型生理用品
こうした工夫があるだけで、自宅での避難生活は格段に快適になります。
今のうちに「家にあるもの」「足りないもの」をリストアップしておきましょう。